2011年12月16日金曜日

折れたでV

この前のライブで
特に何もしていなかったと思うけど
ギターが折れちゃいました。

ボキッ!!

ってね。


↑フライング『V』
から
フライング『へ』になっちゃった。

でも本当は折れていた部分を応急処置的に
木工用ボンドだけで適当に付けて
黒いビニールテープで
ヒビを隠していただけなのが
とれちゃったんですけど・・・

応急処置ってのは
あくまでも応急。

決して治った訳ではないんです。

応急処置から5〜6年間・・・

流石に耐えきれなくなった患部が
とうとう再発したというか
なんというか・・・

折れたって言うんでしょうね。一般的に。

なので本格的に治療しなきゃいけないと・・・
だけど店に頼んで直してもらうなんて
とてもとても・・・

どうする?俺。
新しいの買っちゃう?
それなら直して貰った方がよくない?
てか、そもそも音は問題なく出てるじゃん?
また応急処置しとけばよくね?
でもライブ中に折れて怪我でもしたら?
いっその事バンド辞めちゃう?
切りのいい所でって
切れたんじゃなくて折れたんですけど?
みたいな?
ギターが折れて心も折れました的な?



自問自答の日々でしたがついに決意しました。



だって俺、家具屋だし。
木工業界にいるし。
15年くらいの経験と実績があるし。

だから

直せる所まで自力で頑張る!!

家具屋の名にかけて!!(ずっと設計ですけど)



そして

ギター修理の時間の時間が始まったのでした。



ふー。さてと。切れたり折れたりしてる物を
くっ付けると言えば・・・まずはなんだ?

思い出した!

昔、自転車の後輪に脚を突っ込んで
アキレス筋ごと踵を切断しちゃったとき
医者ってどうやってたっけ?

そうだ!

まず靴下やらズボンやら
余計な物を血だらけの踵から
剥がして患部を綺麗に洗ってたっけ!

そこで


ペグやらトラスロッドカバーやら


ピッグガードやら
ピックアップやら
ブリッジやら

↑余計な物を剥がしたフライングV



そして

※なんだかんだあって





塗装も剥がされ
フライング『へ』
から
フライング『V』
にカムバック。


※なんだかんだあって

とは?

説明しよう!

なんだかんだとは

アイロンやら
スクレイパーやら
ベランダやら
サンダーやら
紙ヤスリやら
タイトボンドやら
パテやら
ハタガネやら
クランプやら
ホットコーヒーやら
タバコやら

それらを駆使して上の写真の状態まで
作業を進める事なのである。

決して作業中、面倒だし
カメラが木屑だらけになるのが嫌で
写真を取らなかった事ではなく

ましてや思いつきでブログに書き始めたので
作業を振り返るのが面倒な訳では無いのだ。

決して・・・決して・・・



と、とにかく

今は裸ん坊のフライングV

元々、お洒落大好きアメリカ生まれ。
ナッシュビルなプッシーちゃんな訳ですよ。

どんな服を着せてあげれば良いのやら・・・


次回、塗装編につづく。

又は

ヤナギ先生の次回作にご期待ください。